不登校・ひきこもり相談センターは、カウンセリング、CRAFTひきこもりの家族支援プログラムも導入し、小学生、中学生から大人のお子様の不登校、ひきこもりの改善、解決に向けた相談センターです。子供の将来に対する不安や対応の仕方などご相談頂けます。全国各地はオンライン、東京での対面、無料カウンセリングも受付中。

CRAFTプログラム

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家族支援のCRAFTプログラム

本プログラムは親御さん向けのプログラムです。目的は、「ご家族」と「ひきこもり本人(不登校、中高年のひきこもりも対象)」が、自分らしく、自分の希望や未来に向けて、望ましい行動ができて、イキイキとした人生を歩みだすことです。
そのためには、本人と親御さんとのコミュニケーションが重要なポイントになります。
プログラムを通して
・家族を元気にする
・ひきこもり本人と家族の関係修復
・ひきこもり本人と社会を繋げる
ことを目指していきます。

以下
CRFTとは?
プログラム内容
受講要領

についてご案内しています。

CRAFTとは?

CRAFT(Community Reinforcement and Family Training)とは、米国で開発された依存症の治療を拒否している当事者の家族向けの治療プログラムで、「コミュニティ強化と家族訓練」と訳されています。

「ひきこもり」は、依存症ではありませんが、家族が最初に支援が必要となる点や、共依存が存在するという点で、依存症とひきこもりが共通していることから、2010年に厚生労働省が作成したガイドラインに取り上げられ、大学教授らの研究、検討され、ひきこもり家族支援においても効果があると報告されました。

「なぜ、家族がプログラムに取り組まなければならないのか?」

ひきこもりや依存症の問題解決に、「なぜ、家族がプログラムに取り組まなければならないのか?」と思う方もいるかと思います。
その理由のひとつは、まずは当事者に安心感をもってもらうためには、「家族の気持ちのゆとり」が重要になります。
より良いコミュニケーションをとるためには、まずは、家族の心に「ゆとり」が必要です。

そして、家族関係の基盤は「信頼関係」です。

・信頼関係ができていれば、褒めると子供は喜び、叱ると反省をする
・信頼関係が崩れていると、褒めると子供は嫌がり、叱ると子供は反抗する

「CRAFT」は、信頼関係の修復、親御さんが精神的な「ゆとり」のある生活を送るためのプログラムです。

「どのような効果がありますか?」

プログラムに取り組むことで、以下のような効果が期待できます。
・肯定的でポジティブなコミュニケーションがとれる
・望ましい行動、望ましくない行動を知り、望ましい行動を増やすことができる
・家族自身の生活を豊かにすることができる
・家族が変わることで、本人の意識や思考に前向きな影響を与えることができる
・行政や相談機関や医療機関に繋げやすくなる
このような効果の結果として、ご家族と本人とのよりよいコミュニケーションの循環ができるようになります。

勿論、ある程度の時間とご家族のトレーニングは必要ですが、ひきこもりの解決の第1段階は、今までの親御さんと本人との悪循環の関係性を少しずつ立て直していくことです。

CRAFTプログラム内容

「CRAFTプログラムでは、以下の第1~9回の内容を6日間(各2時間×6回)の講習(カウンセラーとのマンツーマン)とホームワークを通して習得していきます。」

第1回「本人と家族が共に生きていくために」

ひきこもりのメカニズムを知る

「ひきこもり」の状態に至る経緯は、ひとりひとり違い、原因やきっかけも様々です。
しかし、共通していることは、「個人」「家族」「社会」という3つのシステムとの接点を失い、相互の働きかけがストレスに変換されてしまい、さらに互いに乖離してしまった状態になっていることです。
1回目は、この状態のメカニズムとひきこもりの概念などを理論的に知った上で、今後どうお子さんと関わっていけばいいのかを考えるために、まずはお子さんの望ましくない行動のリストを作成します。

第2回「問題行動の理解」

ひきこもり関係の問題行動とは?

問題行動を理解する方法のひとつ「機能分析」という方法を学びます。
「機能分析」とは
「その行動がその人にとってどのような意味を持つかを理解する」ための分析方法です。
第2回は、お子さんの望ましくない行動リストを基に、その行動の「きっかけ」「反応」「結果」等について考える練習をしたうえで、その問題行動の「きっかけ」を外的(誰からにもわかるきっかけ)か内的(お子さんの主観的なこと)かに分ける作業をします。
問題行動の理解は、お子さんの行動を理解することに繋がります。コミュニケーションの基礎となる大事なワークです。

第3回「暴力的行動の予防」

暴力的行動の悪循環を整理する

誤解しないで頂きたいのは、ひきこもりの人が必ず、暴力をふるうというわけではありません。ただ、頻度は少なく、親御さんの言動に対して、お子さんの言葉が暴力的であったり、物を投げたり、壁を叩いたりなどの行動をする人は少なからずいます。
暴力の程度によりますが、特に治療が必要でない場合、家庭内に隠避されてしまう傾向があります。暴力的行動は、ひきこもりの悪化に繋がり、時には命に危険を及ぶこともあります。そのために、暴力的行動を予防することが重要です。
第3回では、第2回で使った機能分析の方法を活かして、「どのような家族の言動」に対して、お子さんは暴力的行動に出たのか、そしてその時の「反応」「結果」を分析します。

第4回「家族自身の生活を豊かにする」

親自身の生活上の幸福度を知る

第4回は、親御さん自身の生活を豊かにする方法を学びます。お子さんとの関係を改善させるためには、親御さん自身が健康で落ち着いた状態であることが重要です。
親御さんが、楽しそうにしている姿をみて、お子さんが動き出すきっかけになることもあります。親御さん自身の仕事、趣味、社会活動、感情面など様々な領域での幸福感を検討し、幸福度が低い領域では幸福度を高める活動を増やすための行動目標を立てます。
家族の生活を豊かにすることは、お子さんに対してゆとりをもって、穏やかに接する効果があります。

第5回「安心できる関係づくり」

安心できる関係をつくる方法を知る

コミュニケーションの基盤は、安心できる関係性がなければ築けません。
では、安心できる関係性を築くには、どうしたらいいのでしょうか?
親子関係に限らず、夫婦関係、家族関係において安心できる関係性を築くことが大切です。
第5回は、安心できる関係性を築くための方法を学びます。親御さんが、お子さんにとって安心できる存在になる方法の前に、前提として、親御さんが「どういう言動のときお子さんは警戒してしまうのか?」「どういう言動のとき、安心できるのか?」を知ることです。この前提を知ったうえで、安心できる関係性づくりの具体的な方法を学びます。

第6回「ポジティブなコミュニケーションスキルの獲得」

コミュニケーションの問題を整理する

お子さんとのコミュニュケーションに困難を抱えている親御さんは多いです。
第6回は、今までのコミュニケーションのどこが問題だったのか、悪循環の原因はなんだったのかを整理した上で、コミュニケーションスキルを改善させる方法について学んでいきます。

「ポジティブなコミュニケーション」には8つのポイントがあります。
1.短く、2.肯定的に、3.特定の行動に注意をむける、4.自分の感情の名前を明確に、5.部分的に責任を受け入れる、6.思いやりのある発言、7.自省を促す、8.援助を申し出る

この8つのポイントを学び、実践でどう活かすか、どういうシーンで使うかを具体的事例に基づいて学びます。

第7回「上手にほめて、望ましい行動を増やす」

望ましい行動と適切な強化子を考える

第7回では、第6回で学んだポジティブなコミュニケーションを活かして、お子さんの望ましい行動を増やす方法を学びます。お子さんが、挨拶をしたり外出をしたり、将来的には就職活動をするといった行動を増やすことに役立ちます。
望ましい行動を増やすには、お子さんの「強化子」を知ることです。
「強化子」とは、「楽しい、快いと感じるもの」です。人はその強化子によって満足感を得るために行動をします。第7回は、お子さんにとって適切な強化子のリストと望ましい行動のリストを作成します。

第8回「先回りをやめ、望ましくない行動を減らす」

親の先回り行動を見直してみる

前回は、望ましい行動を増やすことを学びましたが、第8回は望ましくない行動を減らす2つの方法を学びます。ひとつは、「どうしてほしいの?」のコミュニケーション。そしてもうひとつは、「先回りをするのをやめてみる」です。
これまでに学んだポジティブコミュニケーションを実践し、「どうしてほしいの?」と語りかけてみます。また、親御さんが意識せずとも、親御さんが先回りをしたことで、お子さんの望ましくない行動を助長させている場合もあります。
先回りをしているかもしれない親御さんの行動をリストアップして、どういう結果になっているかを見直します。

第9回「相談機関の利用を上手に勧める」

相談機関の利用をするために、お子さんの動機付けを高める

相談機関とは、例えば医療機関、カウンセリング、自助グループ、就労支援関係などのことです。お子さんが、全く関心がない、利用する気持ちがないときに、利用を勧めてもうまくいきません。タイミングがあります。そのタイミングがこなくても、利用への動機付けを高める工夫はできます。第9回は、動機付けを高める工夫を学び、タイミングが来た時に、相談機関の利用について話し合いをする練習をします。

【当相談室でのCRAFTプログラム利用について】

※CRAFTプログラムは、9回ですが6回のカウンセリング(1回2時間)で進めていきます。※プログラムは、理論だけでなく、ホームワーク、実践を通して、学びと行動の両輪で進めていきます。
※テキストは「CRAFTひきこもりの家族支援ワークブック」(金剛出版)を元に、心理(心理教育)と福祉(生活・環境・個別化)の視点を導入した当相談室オリジナルテキストを使用します。

CRAFTプログラム 受講要領

受講期間
6回(2時間/回)
※月2回で3カ月を目安
※ご希望日時で調整し開催します
受講方法
対面又はZOOM
※対面は都内 青山ルーム
受講料
110,000円(税込)
※お支払は3回分割可
※プログラム内容の第1回分のみを受講料11,000円にて受けることもできます。以降、受講の場合、差額料金で受けられます。
対応カウンセラー
原つよし(大人のひきこもりの親御さん対象)
大野良実(不登校、子供のひきこもりの親御さん対象)
※指名できます

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プログラム(対面・Zoom)

① お申込み
お申込みフォーム、又は、LINE よりお申込みします。


➁ 仮の受付のご案内
24時間以内に日程調整など受付のご案内が届きます。届かない場合、迷惑メール扱いなどになっていることもあります。
メールがない場合は、お手数ですがLINE、お問合せフォームよりお問合せください。

③ 日程の調整
メール又はLINEで日程の調整をします。

④ 正式な受付のご案内
正式に受付のご案内をします。

➄ お支払手続き
受付のご案内に基づき、クレジット又はお振込みにて前日までにお支払します。
分割ご希望の場合は、分割も可能です。

⑥ プログラム 当日
・対面の場合は、カウンセリングルームにて待ち合わせ
・ZOOMの場合は、ZOOMへのログイン情報は受付のご案内時にあります。時間になりましたらZOOMにて開始します。

青山ルームのご案内(都内)

<最寄駅>
青山一丁目駅(銀座線、半蔵門線、都営大江戸線)
青山一丁目駅5番出口から徒歩1分
※他の出口で出られた場合、青山一丁目交差点角ホンダビルのショールーム沿いに5番出口はあります。
<住所>
東京都港区南青山2-2-15ウイン青山836

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お気軽にお問い合わせください TEL 03-6804-6539 お電話受付時間 9:00 - 18:00

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